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2010年3月17日 (水曜日)

【報告】「子どもの生活習慣づくり研究協議会~企業との協働への期待~」を開催しました

にベルサール九段イベントホールにて標記の協議会が開催されました。
協議会には企業のCSR担当者NPOPTA学校関係者、その他一般の方々が参加し、子どもの基本的な生活習慣の育成をテーマに、社会の構成員である企業や企業で働く一人ひとりが「何ができるのか」を考えるとともに、家庭や地域、教育現場などがCSR(社会貢献活動)などに対し期待する取り組みや方向性、さらには、企業と家庭・地域とのコラボレーションについて議論を深めました。

 研究協議会の概要は以下のとおりです。

○CSRの意義と取り巻く状況
 本研究協議会では、文部科学省生涯学習政策局の板東局長による開会挨拶の後、同局男女共同参画学習課の髙口課長と「早寝早起き朝ごはん」全国協議会の山本事務局長による「早寝早起き朝ごはん」国民運動の概要説明がありました。
 続いて、愛媛大学大学院法文学研究科水口教授が、松山商工会議所による「CSR導入・ステップアップモデル」の作成を指導した立場から基調講演を行いました。
水口教授は、企業のCSRとは、社内・社外を含めた全ての関わりのある利害関係者に対し責任ある行動を取るべきとする考えである、と定義付けました。また、CSRについて、企業は社会の一員であり、応分の社会的責任を果たすのは当然、との従来の「義務」としての捉え方から、グローバル化の進展やステークホルダーの関心の高まりと多様化等を背景に、CSRは周囲の「期待に応える」社会責任論へ変化し、最近では「企業価値を高める」有効なツールとの認識が広まっていると指摘しました。
その上で、企業はまず「できることから始め」て、CSRの「見える化」、「見せる化」、「魅せる化」へステップアップしていくべきと述べました。
 続いて事例発表があり、株式会社資生堂片岡氏による発表の中で、今後は男女ともに子育てをしながらキャリアアップできるよう、社員のワークライフバランスを支援していくこと、これにより社員が多様な価値観に触れ、それを仕事に活かすことにより、新しい価値が創造されるという、会社にとってのメリットも生まれることに触れました。
 次に、異業種交流会であるフォーラム21梅下村塾二十二期生の上前氏より、企業
人としての教育に対する気づきと「共育」を国民運動化するとの提言について事例発表がありました。
 また、南海放送株式会社戒田氏が、自社で放送している「はやねはやおき朝ごはん」の歌と踊りを披露し、この取り組みに至る経緯等を発表しました。

○今後の企業との協働のあり方
 その後、大田区立矢口小学校八木校長松山商工会議所佐々木氏フォーラム21梅下村塾二十二期生より越智氏西村氏も加わり、文部科学省「早寝早起き朝ごはん」国民運動PT服部リーダーのコーディネートの下、パネルディスカッションが行われました。
 パネルでは、最近の子どもたちの現状を踏まえ、子どもたちの健やかな成長のために大人として何ができるか、そのために企業は何をすべきか、この分野のCSRの可能性や今後のあり方、ワークライフバランス及び父親のあり方等について議論し、最後に「早寝早起き朝ごはん」への各自の決意を述べた。
 その結果、以下の三点を結論として締めくくった。

①子ども達の健やかな成長に社会全体で取り組む中で、企業もまたその担い手として責任ある行動を求められていること

②子どもの基本的な生活習慣づくりに資するCSR活動は、労働生産性の向上や企業価値を高めることが期待できること

③国・自治体は企業への働きかけと取り組みの後押しをするために企業との連携を深めること

なお、本研究協議会の模様は、当サイトからダウンロードして映像をご覧頂けるようにする予定です。

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